FreeBSDのアプリケーション管理 (1) - Portsを使ってみる

FreeBSDのアプリケーション管理についてのまとめ(1)です。
(2)はそのうち書きます。

Using the ports

FreeBSDのパッケージ管理にはPortsという仕組みを使います。
BSDをベースにしているMacMac Portsを使っていますね。

Portsソースコードの取得、FreeBSD用のパッチ当て、コンパイル、インストールをやってくれます。

Ready to use the ports

portsを使う前に、まずはportsnapというツールを使って、portsツリーを最新版にUpdateします。
# portsツリーとは、portsで管理されているソースコード群のコレクションのようなものです。

なお、ここでportsnapでUpdateしてしまうと、過去のバージョンには戻すことができません。

# portsnap fetch extract

Next Update

portsツリーの2回目以降のUpdateは以下のコマンドで行います。

# portsnap fetch update

Try to use the ports

FreeBSDはデフォルトのShellがsh, csh, tcshしか無いので、試しにzshを入れてみます。
PortsCentOSyumDebianのapt-getのようなコマンドでパッケージを指定するような方法ではなく、portsツリーのある場所に移動して、コマンドを実行します。
# RedHatLinuxが基本知識の私としては、個人的にかなり違和感を覚えます。

Portsツリーのある場所は、/usr/ports配下です。
今回はzshを入れるので、/usr/ports/shell/zshへ移動して、make install cleanコマンドを実行します。

# cd /usr/ports/shell/zsh
# make install clean

これを実行すると、自動的にzshソースコードをダウンロードして、コンパイル、インストールが完了します。
オプションにcleanをつけることで、インストール後に残骸を綺麗にします。

zshに切り替えてインストールされたことを確認します。

# zsh

Uninstall

アンインストールしてみます。
makeしたディレクトリに移動し、make deinstallコマンドを実行します。

# cd /usr/ports/shell/zsh
# make deinstall